
今やソフトバンクの顔とまで成長した柳田悠岐選手。
全試合フル出場やトリプルスリーを達成するなどして野球界を賑わせました。
しかし、2019年シーズンは大怪我を負ってしまい、契約満了後に現役引退を示唆する発言まで残しています。
【華やかな活躍と裏腹に、毎年のように怪我により離脱】
2014年シーズンには全試合をフル出場しチームの日本一に大きく貢献した柳田選手ですが、頻繁に怪我を負ってしまうことでも知られています。
昨シーズンは開幕して調子が良かったことから、もったいないと捉えるファンも多いようです。
相性「ギータ」でファンに親しまれている柳田選手は日本最高の打者へと成長し、数々の記録を打ち出す中で怪我がなければもっと行けたのではという声も上がっています。
守備機会での怪我や練習中に頭部にボールがぶつかるなど不運で仕方ない要因で怪我を負った柳田選手。
ですが柳田選手の場合得意のフルスイングも怪我の原因になっているかもしれないのです。
実際2018年シーズンではフルスイングの勢いで脇腹を痛めてしまい3週間の離脱を余儀なくされています。
驚異的な飛距離のホームランを繰り出すフルスイングはソフトバンクファンを熱狂の渦に巻き込みますが、その柳田選手の持ち味も怪我の要因となってしまっては変えていくことを検討さぜるを得ません。
【2019年の怪我は特に重く、未だ本調子ではない?】
柳田選手は昨シーズンもまた怪我に悩まされてしまいます。
4月に行われたロッテ戦では左膝に違和感を覚え途中交代を余儀なくされます。
翌日の検査で「左半模様筋脚損傷」と伝えられ、その怪我は実に全治三週間と伝えられました。
ソフトバンクは柳田を三週間後に復帰させるため計画を練っていたものの、怪我が長引いてしまいます。
復帰は見送りとなり、シーズン前半戦には全く貢献することはありませんでした。
前半戦の出場をわずか9試合で終えると、後半戦では回復が万全の状況ではなく、一年を通して38試合のみの出場となります。
柳田選手のキャリアにおいてこれほどの期間悩まされる怪我は初めてで、未だに本調子ではないとメディアで伝えられています。
ファン投票でオールスター戦に選出されるなど人気は健在ですが、いつものような輝きを放つには程遠い活躍となったシーズンでした。
そしてあるインタビューでは「フィニッシュです、そこまで決まっています」と契約満了までソフトバンクでプレーをし、その後の引退を示唆する発言をしています。
【怪我は契約満了前の最悪のタイミング】
柳田選手自身、絶好調のシーズンを続けていたためこの大怪我の時期は彼のプロ野球キャリアにおいて最悪のタイミングで到来してしまったと言えます。
一ヶ月以内に戻ってくると予想された柳田選手でしたが、予想をはるかに超えた怪我で前半戦を棒に振ってしまう原因になりました。
日本を代表するバッターとして君臨しつつあった柳田選手にメジャーも目を留めていたはずです。
そしてソフトバンクとの契約が満了する2021年にメジャーへ挑戦する切符を柳田選手は手にすることができますが、それはプレーの調子が回復しないと実現しないでしょう。
そして本人がメジャーへの挑戦について多くは語っていないのでその意思があるかどうかはわかりません。
メジャーリーグのチームからしてみても柳田選手の怪我の多さと頻繁さは懸念材料として捉えられてしまうかもしれません。
柳田選手の大怪我はこれからのプレーにどのような影響を与えてしまうのでしょうか、そして柳田選手はメジャーリーグへ移籍を果たすのか期待がかかります。
【復活はいつ頃になるのか】
初めは三週間程度と言われていた復帰に要する時期がいつになっても解消されそうにはありません。
実際前半戦は全くと言っていいほどチームに貢献できていませんでした。
順調に回復しても6月下旬ごろに間に合うと言われていましたが7月になっても復活の目処は立っていませんでした。
残念なことにオールスターゲームにファン投票で選出されるも、怪我の状態で自体さぜるを得なくなってしまいます。
柳田選手の負傷はソフトバンクにとっても誤算であり、その復帰が遅れたこともさらにチームに試練を与えました。
当初は走ることもままならない状況にあった柳田選手、6月に入ってもスイングに違和感を覚えていました。
シーズン終盤に入ってやっと復活しましたが、復帰当初は思うような結果が出ませんでした。
徐々に回復し、活躍も取り戻しつつあった柳田選手はソフトバンクの三連覇に貢献したものの、不本意のシーズンとなります。
シーズンオフには右ひじの手術をするなど懸命に以前の姿を取り戻そうとする柳田選手が2020年に完全復活を遂げてくれるか見ものです。