
今や読売ジャイアンツの顔となるまで成長した坂本勇人選手。
そんな坂本選手には意外な習慣があるそうです。
それは、試合で使うグローブを事前に冷.凍庫で冷やすということでした。
そこにはどのような意図があるのでしょうか。
坂本勇人は守備が終わるたびにグローブを冷凍庫へ保管
ドラフト会議ではハズレ一位で巨人に選出された坂本選手。
その後は着々と成績を上げていき、今では球団を代表するような選手にまで成り上がりました。
その成長は収まるところを知らず、サムライジャパンにもなんども選出されることになります。
打者としては昨年通算200本本塁打を記録し、度々チームを救う活躍を見せてきました。
推定年俸は5億円とセ・リーグでもトップクラスと報じられています。
そんな坂本選手を支え続けるグローブには特徴的な保存方法があるそうです。
それは、試合後に冷凍庫にグローブを保管するというものでした。
テレビでこの情報が解禁されるとファンの間では疑問の声が多数上がりました。
そしてこのグローブの保管方法のインタビューにはその後も議論が繰り広げられます。
試合の後だけでなく、毎イニングに冷凍庫にグローブを入れるという坂本選手。
そこには冷凍庫に入れて置いておくとグローブが硬くなくなるという理由がありました。
冷蔵庫に入れる選手は他にもいるらしい
グローブやスパイクへのこだわりというのは野球選手の間では珍しくありません。
メジャーリーグでも活躍したイチロー選手もまたグローブへのこだわりが人一倍強かったそうです。
坂本選手の変わったグローブの保存方法は話題を呼びましたが、実際他のプロ野球選手も同じような保存の仕方を行なっているそうです。
しかし、そこにはちょっとした違いもありました。
坂本選手が冷凍庫に入れるのに対し、他の選手は冷蔵庫でグローブを保管しています。
この習慣は名だたる数々の名選手にも見られ、実際に効果のある習慣だということがわかります。
楽天に所属する守備の名手、藤田一也内野手は自身のグローブを冷蔵庫で一晩寝かすそうです。
そうすることで年中変わらない状態で試合に挑むことができると語っています。
そして、この習慣は元プロ野球選手である松井さんから教わったということも述べていて、いかに野球選手が保管のために冷蔵庫にグローブを保存するかがわかります。
坂本勇人のグローブは元々は井端弘和のもの?
繊細なグローブへのこだわりを見せた坂本選手でしたが、そのグローブはもともと別の選手のものだったそうです。
それも、巨人のレジェンドとして野球ファンなら誰もが知っている井端弘和さんのでした。
現在は日本代表のコーチも務めている井端さんは坂本選手との交流も多々あったそうです。
そして坂本選手には「3000本安打目指せ」などと高い目標を設定していました。
それに対して坂本選手は「無理です」と否定していましたが、仲がいい様子が伺えます。
そして2人の関係性を反映する一番の事件はこのグローブをめぐる出来事でした。
井端さん曰く、このグローブは「強奪」されたとのことでした。
坂本選手からグローブについて相談を受けた井端さんは快く悩みを聞きました。
そしてその際に「試しに使うか」と自身のグローブを差し出し、試合に送り込みました。
すると、軽快にゴロを処理して帰ってきた坂本選手は「いいっすね」と一言述べ、それ以来そのグローブを使い続けているそうです。
有り得ないほど年季の入った坂本勇人のグローブ
そんなグローブへの珍しいこだわりを持っている坂本選手は井端さんから受け継いだものを大切に使い、現在のグローブも相当年季が入っているようです。
そしてそのグローブを使い軽快な守備を見せ、2017年のゴールデングラブ賞にも輝いています。
少しやんちゃなイメージを持たれる坂本選手ですが道具は大切に扱っているそうです。
グローブを冷凍庫に入れるという習慣も、グローブに年季が入っているからとも考えられます。
通常の選手は1-2シーズンで取り替えますが、坂本選手の場合は今年で現在のグローブを使うのが4年目になります。
それほど長い間使っていると、どうしてもグローブが柔らかくなりすぎてしまいます。
それを防ぐため、毎イニングの攻撃時に冷凍庫でグローブを冷やしているそうです。
年季の入ったグローブを使い続けることのできる秘訣は坂本選手自身の保管方法へのこだわりにありました。
そのような真面目な一面もファンからは愛される要因となっています。