
「大迫半端ないって!!」でもお馴染みの大迫勇也選手。
高校サッカー選手権で活躍後2009年に鹿島アントラーズに入団し、2014年1月にドイツのブンデスリーガ2部のTSV1860ミュンヘンに移籍、同年6月にブンデスリーガの1部の1.FCケルンに移籍、2018年から現在所属するヴェルダー・ブレーメンでプレーしています。
大迫選手と言えば、2018年ロシアW杯の日本代表初戦のコロンビア戦で本田圭佑選手からのコーナーキックにヘディングで合わせて勝ち越しゴールを決めるなど、日本代表のベスト16入りに貢献したことでも一躍時の人になりました。
これまで、海外のクラブや日本代表として話題のある大迫選手ですが、プレーだけでなくこれまで履いてきたスパイクやサプライヤー契約についても話題になっています。
そんな大迫選手のスパイクやナイキとのサプライ契約について調べてみました。
【以前はアディダス、アシックスと契約】
大迫勇也選手は現在、ナイキと正式契約を結んでおりナイキのスパイクを着用しています。
しかし、2009年にプロサッカー選手としてデビューしてから、これまで様々なメーカーのスパイクの着用とサプライ契約をしてきました。
大迫選手が3年生で出場した高校サッカー選手権で履いていたスパイクがアディダスの「アディピュアジャパンFG」でした。
そして、プロ1年目の2009年から2012年まで4年間アディダスと契約をしていました。
主に2009年シーズンには「アディピュアジャパン2FG」、2010年シーズンでは「アディピュアジャパン3FG」、2011年シーズンでは「アディピュアジャパン4」と「アディパワープレデター」、2012年シーズンでは「F50アディゼロ2LEA」を履いてきました。
2012年末にアディダスとの契約が終了し、2013年から2014年までナイキと契約をしていました。
2013年にはナイキの「ティエンポレジェンド4」と「ハイパーヴェノム・ファントム」を履き、2014年のブラジルW杯では「ハイパーヴェノム・ファントム」を履いて出場しました。
その後、2015年2月に新たにアシックスとの契約を発表しました。
アシックスと契約して最初に着用していたのが「DSライトX-FLY2」でした。
次に「初代メナス」、「メナス2」、「メナス3」を2015年から2016年の間で履いてきました。
2017年から「DSライトX-FLY3SL」を着用し、初戦のコロンビア戦でゴールを決めた2018年ロシアW杯や2019年アジアカップUAE大会でも同じスパイクを履いてきました。
アシックスとのスパイクを2015年から2019年1月までの約4年間着用し、アジアカップ終了後の2019年2月にナイキと再び契約をしました。
【ファントム・ヴェノムの利点】
2019年2月に大迫選手がナイキと契約をしてから着用しているスパイクが「ファントム・ヴェノム エリート」です。
この「ファントム・ヴェノム」はナイキが“精密さ”にこだわったスパイクであり、基本的なコンセプトは“点を取るフィニッシャーのためにあらゆる面から機能性を考えたスパイク”とナイキは打ち出しています。
様々あるあるスパイクの中で、シュート精度が求められる点を取る選手向けのスパイクとなっています。
最大の特徴としては、インステップ(足の甲)にブレードを搭載した「プレシジョンパワーストライクゾーン」です。
インステップにポリウレタン製のブレードがあり、それにより精密なシュート、ボールの回転力、シュートしたインパクトをボールに伝えパワーのあるシュートを打つことができ、精度の高いフィニッシュに貢献します。
このように「ファントム・ヴェノム」はナイキの技術を結集させた精密かつパワフルにゴールを決められるスパイクであり、大迫選手の他にも世界ではイングランドのハリー・ケイン選手やポーランドのレヴァンドフスキ―選手、マンチェスター・ユナイテッドの若きエースのラシュフォード選手などの世界トップクラスのフォワードが「ファントム・ヴェノム」を愛用しています。
【異例の契約メーカー変更は強いこだわりの表れか】
2009年にプロになってから3度もサプライ契約メーカーを変更している大迫選手。
それは彼のこだわりがあるからではないでしょうか。
大迫選手はスパイクを選ぶ際のこだわりについて「蹴りやすさだったり、フィット感だったり、いろいろありますよ。
」と言っているが、こだわりを持つきっかけはアシックスのスパイクを履いてからとのこと。
「それまでドイツの試合で滑ることが多かったんですが、足元が大事ですし、一番前のポジションなので、踏ん張るところで踏ん張れないといけないですから。そこで負けたらダメなので、そこは一番大事にしています」と。
これまでの大迫選手の歴代着用スパイクも見てみると、プロ入りしてからずっと履いていたスパイクは天然皮革のスパイクでした。
そして、2013年から着用したナイキの「ハイパーヴェノム・ファントム」で初めて人工皮革のスパイクを着用し、それから人工皮革のスパイクを愛用してきました。
2014年から大迫選手はドイツのTSV1860ミュンヘンに移籍し、海外の人工芝や軟弱なピッチで滑りやすく、そんな状態でも安定感があり、耐水性や耐久性のある人工皮革のスパイクにメリットを感じたのかもしれません。
実は2019年に新しくナイキと契約し「ファントム・ヴェノム エリートFG」を履いたときに「これだ!」と直感で感じたと大迫選手は話しています。
また、こだわりである「滑らないこと」も追求されたスパイクで、プレーの特徴であるポストプレーに欠かせない踏ん張りなどをサポートしてくれるのではないでしょうか。
【まとめ】
ここまで大迫選手の直用してきたスパイクについて調べてみて、彼のスパイクにかける思いうやこだわりを知ることができました。
サッカーはポジションによって求められる動きや特徴は異なり、また選手によっても全く違います。
そのため、彼らの足元を支えるスパイクはかなり重要な道具であることは間違いないです。
大迫選手はチームの最前線で戦うフォワードとしてプレーし、相手ディフェンダーとゴール前での駆け引きに勝ち、チームにゴールをもたらす働きが求められています。
そんな、大迫選手だからナイキの「ファントム・ヴェノム」を選んだのかもしれません。
フィット感はもちろん、スピードにのった動きのなかでのダッシュや急ブレーキ。
相手に体をあずけて味方を生かすポストプレーに必要な素早いターンを助ける踏ん張り。
そして、正確でパワーのあるシュートでゴールを決めるフォワードに必要な技術が搭載されたこの「ファントム・ヴェノム」で今後大迫選手がどのような活躍を見せるのか期待していきたいです。