
三度のトリプルスリーを記録し、ヤクルトの顔とまで成長した山田哲人選手。
日本代表でも活躍するなどこれからもどんどん記録を量産してくれそうな期待の選手です。
そんな山田選手には野球ファンなら誰もが聞いたことのある応援歌があります。
【選手別の応援歌はCDも発売されるほど熱い】
グラウンド上で戦う野球選手らにとって唯一の後押しとなるのがスタンドから聞こえてくるチャントです。
応援歌と称されるチャントの数々はファンがチームを応援する目的で有名曲などの歌詞を変えて歌われています。
それらの応援歌は選手別に用意されていて、バッターボックスに選手が立つと大声でバッターを後押しします。
ファンと選手の一体感が味わえるチャントは野球の試合において欠かせない要因です。
ユーチューブに公開されているファンチャントの数々には数十万といった再生回数がついています。
山田選手の所属するヤクルトでは傘を振りながら応援する驚きの光景が見られます。
「ファンが多くいるように見せるため」という理由で始まったこの応援方法は今やヤクルトの名物となりつつあります。
この応援歌の数々はスタンドだけにはとどまらず、CDも発売されるほど野球文化に浸透しています。
そして2018年の応援歌売上では山田選手が一位に上り詰めています。
【人気曲の替え歌になっていて原曲のジャンルは様々】
選手の後押しとなる応援歌ですが選手一人一人に存在するため様々なジャンルの曲が使われています。
チームに入団した手の頃はチャントがない選手もいますが、ファンが時間をかけて選曲と歌詞づくりをしてくれるそうです。
その中で使われる曲やジャンルは異なるそうです。
オリジナル曲で選手を後押しするチームもあれば既存の曲を使うチームも存在します。
特にヤクルトとロッテはすでに存在している曲を頻繁に応援歌に用いることで知られています。
それはジャンルを問わずJPOPからアニメソング、民謡に加え、邦楽や韓国の曲にもアレンジを加え応援歌として使用しています。
ヤクルトの象徴となっている傘を振りながら歌うチャントは東京音頭を使用しています。
応援歌の歌詞には選手の特徴を捉える文章も含まれていることが多いです。
本塁打を量産する筒香選手の応援歌にはもちろん「かっとばせホームラン」という歌詞が含まれています。
このように、選手一人一人には考え抜かれた応援歌があるからこそ選手たちは試合に気合が入るのです。
【山田哲人応援歌の原曲は?】
2018年のプロ野球応援歌のCD売上では堂々の1位を獲得した山田選手の応援歌ですが、その木になる原曲はなんだったのでしょうか。
彼のチャントは有名すぎるあまりヤクルトファンのみならず全国の野球ファンが覚えているのではないかと言われています。
他の選手は既存の曲を使用することが多いですが、実は山田選手のチャントは完全にオリジナルの曲なのです。
ヤクルトの私設応援団によって手がけられたこの応援歌はファンの間で人気が非常に高い曲になっています。
「スタンド超えて打球は遥かな夢へと続く」と綴られる歌詞は山田選手の活躍に対する期待が込められています。
2018年の日韓戦での活躍、あの逆転スリーランを打った際にこのチャントが脳裏をよぎったファンは少なくないそうです。
そんな他球団からも注目を集める応援歌は確実に山田選手を3度目のトリプルスリー達成へと後押しをしたでしょう。
そして巨人への移籍が噂が囁かれる中でこのチャントがもう歌われなくなってしまうのかが気になります。
【母校履正社も甲子園で演奏】
非常に注目を集めている山田選手の応援歌の熱狂は止むところを知りません。
CD売上に加え動画サイトにアップロードされた応援歌の映像は20万回再生を超えています。
彼の活躍と共に彼の応援歌もまた野球界では誰もが知っている存在となりつつあります。
そして第98回の夏の甲子園でのある光景が話題を呼んでいます。
高校球児たちの聖地である甲子園にはオリジナル曲のはずの山田選手の応援歌が響いていました。
そしてその応援歌を歌っていたのは山田選手の母校、履正社高校だったのです。
8番右翼で出場したその球児は自らこの曲を自分の応援歌として取り入れることをリクエストしたそうです。
その理由としては憧れの選手が母校の出身である山田選手だからでした。
歌詞はそのままですが「山田哲人」の部分が山本侑度に変更されていました。
山田選手の応援歌を「使わせてもらっているので、山田さんみたいにホームランを打ちたいです」とコメントしています。