
その明るいキャラクターで野球界を賑わせた新庄剛志選手、最近インスタグラムにて現役復帰を宣言し再び注目を集めています。
そんな野球界の大スターのグローブは一体いくらするのでしょうか、見ていきたいと思います。
17年間修理して使い続けた特別なグローブ
野球界の大スターになるまで上り詰めた新庄選手ですがグローブにはこだわりがあるそうです。
そのこだわりは引退会見でも見られ、グローブとともに引退の理由を語る姿が話題になりました。
そのグローブはドラフト5位で入団した阪神タイガース時代から使っていたそうです。
その期間はなんと17年間でした。
新庄選手は初めての給料でこのグローブを購入し、それ以来大切に扱っていました。
グローブの親指部分には新人時代の背番号「63」が刺繍されています。
練習用には他にも数々のグローブを用意していた新庄選手でしたが、試合に臨む時はいつもこの特定のグローブを使用したそうです。
そんな新庄選手の姿は初心を忘れないという大切さを教えてくれるとファンは感心していました。
このグローブで試合に出場し、ゴールデングラブ賞を10回も受賞した新庄選手は完全に野球界のレジェンドへとなりあがりました。
国内でもメジャーリーグでも使い続けたそのグローブは一体いくらしたのでしょうか。
気になる価格は
現役生活で17年間も使い古したグローブは引退会見の時にはボロボロに破けていました。
そこには入団当初からの思い出が詰まっていたのでしょう。
初任給で購入したとはいえ、大スターなら高額なグローブを使っていることが予想できます。
しかし新庄選手は決して値段にはこだわりを持ちませんでした。
その価格はなんとたったの7500円でした。プロ野球選手が使うグローブにしては安すぎるグローブだと言えます。
この新庄選手の姿にファンからは「もっといいグローブがあったのでは」と指摘する声も多々見られました。
しかし、一部のファンはある憶測を立てています。
まず、新庄選手は入団当初契約していた企業はなく、その中で久保田スラッガーのグローブを選びました。
久保田スラッガーは宣伝費をかける余裕がなく、選手らは自腹で購入をしていたそうです。
何より、福岡県出身の新庄選手は地元の親しんだブランドをプロ生活でも身に付けたいと思ったのかもしれません。
新庄剛志「引退理由はグローブ」
新庄選手は引退会見にグローブとともに姿を表すと、それが反響を呼びました。
話し始める前に、目の前にあった台にグローブを置くと、現役引退を遂げます。
その行動にも新庄選手なりの理由があったそうです。
大切に現役生活の17年間使い続けたグローブについても話し始めます。
「タイガースの一年目に7500円で買った」と述べた新庄選手。
その値段に驚きを隠せないファンも多かったそうです。
そして「こいつも無理だ」とグローブの限界がきていることにも言及します。
「もうプレーできる限界だ」とグローブが語りかけきたことから引退することを決めたようです。
引退理由をグローブのせいにするのは非常に珍しいことで、野球関係者ら含めファンも初めは困惑しました。
しかしプロ生活を一つのグローブでプレーしてきた新庄選手にとって新しいグローブを買うよりは引退の方がしっくりきたのかもしれません。
最後にはグローブを帽子の上に乗せながら話した新庄選手はこのグローブとともに引退したかったのでしょう。
「宇宙人」と評された奇抜な言動とは裏腹に人間的な魅力あふれる選手
その明るいキャラでファンを魅了し続けた新庄選手のグローブへの想いは物を大切に扱うことを野球少年らに伝えています。
新庄選手はキャラだけでなく、プレーでも観客を魅了することのできた数少ない選手でした。
軽快な守備でチームを何度も救う姿は野球ファンを熱狂させました。
ヤクルトの古田敦也投手は新庄選手について「守備は日本のプロ野球市場の中でも何本かの指に入る」と語っています。
それほどファンからも選手からも愛された新庄選手は人間的な魅力もあふれる選手です。
野村監督のもとでプレーをすると、「宇宙人」というあだ名で可愛がられたそうです。
そんな新庄選手は大スターながらにお金に執着がないことでも知られています。
メジャーリーガーともなれば大金を手にしているはずですが、豪遊する姿は見られなかったそうです。
実際、22億円を騙し取られた際も明るく生きていくことを決めるなどその人間性が読み取れます。
現役復帰を宣言した新庄選手、果たしてこれは実現するのでしょうか。