
【久保建英、18歳で欧州へ】
今や日本代表の攻撃の軸として成長しつつある久保建英ですが、2001年生まれでまだ18歳というのは驚きです。
久保選手は3歳にしてサッカーを本格的に始め、10歳の頃にはあのスペインの強豪クラブバルセロナの下部組織チームの入団テストに見事合格します。
そこで活躍しますが、バルセロナの18歳未満外国人選手の登録違反により日本に帰ることになります。
FC東京のU-18チームの選手として出場したセレッソ大阪U-23戦では Jリーグ最年少得点を記録しています。
そして2019年、数々の海外クラブからオファーがあったと言われる久保選手は銀河系軍団と呼ばれるスペインのレアル・マドリードへ移籍します。
1年目は下部組織のカスティージャでプレーし、2年目からトップチームで出場するか別のクラブでプレーすることを条件に契約したそうです。
しかしシーズン前のツアーではトップチームの帯同メンバーに選出され、実際に試合にも出場しています。
現在は同じスペインリーグのマジョルカで海外移籍一年目とは思えない活躍を見せています。
【レアル久保の年俸はケルン時代の大迫勇也に匹敵】
18歳という若さでレアル移籍を果たした久保選手ですが期待値が高かったぶん年俸も相当な額だと言われています。
久保選手の獲得には世界中のクラブが乗り出していて、かつて下部組織に所属していたバルセロナもその一つです。
しかし久保選手が選んだのはそのライバルクラブであるレアル・マドリードでした。
そこには提示された条件に差が生じていて、久保選手にはレアルの提案の方が魅力的だったからかもしれません。
レアルが久保選手に提示した年俸は約2億4600万円で、手取りは1億4700万円だそうです。
これは「半端ない」で知られる大迫勇也選手がドイツ一部のケルンに移籍した時の年俸に匹敵すると言われています。
ケルンが大迫選手に提示したのは1億1800万円で、久保選手は18歳にしてこの額を上回っていることがわかります。
それだけ久保選手は世界からも期待されているということです。
久保選手の年俸は果たしてどこまで上がるのでしょうか、期待がかかります。
【2年目にはチーム昇格または別クラブへの放出を約束?】
FC東京でめまぐるしい活躍を見せた久保選手は世界各国のクラブから注視されていました。
かつて下部組織に所属していたバルセロナもオファーを出したそうですが、レアルはその5倍の年俸を久保選手に約束したそうです。
年俸の条件の良さが久保選手の最終判断に影響し、レアルへと移籍を決断しました。
しかし、年俸の大きさだけでなく移籍後の久保選手の出場機会をレアルは保証したことこそが決断に大きく影響したかもしれません。
バルセロナとは違い、レアルは明確なプランを久保選手に提示しました。
一年目はBチームに当たるカスティージャで、そして2年目はトップチーム、あるいは別のクラブでプレーすることを久保選手に約束しました。
若くして海外挑戦をする日本人選手は増えてきている中で出場機会に恵まれず帰ってくるケースも見られます。
18歳でドイツの名門バイエルンに移籍した宇佐美選手も挫折を経験しています。
そんな中で必ず出場できる機会を保証してくれているレアルは久保選手にとって魅力的だったのかもしれません。
【早くも今季終了後の移籍のうわさが飛び交う】
去年レアルから同じスペインリーグのマジョルカに移籍した久保選手でしたが次の移籍先も気になるところです。
新型コロナウィルスの影響で各リーグが中断となっている中、サッカー界では様々な移籍情報の噂が囁かれています。
久保選手は若きスターとして特に欧州の各リーグのクラブから注目され、オファーに乗り出すクラブも少なくありません。
あるメディアではイングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルが久保選手の獲得に乗り出していると報道されています。
アーセナルのアルテナ監督はレアルが欲しがっているFWオバメヤンとのトレード移籍を考えていることを公表しています。
また、別メディアでは同じスペインリーグのレアル・ソシエダへの移籍の可能性も報じています。
レアルのジダン監督はアーセナル移籍についても言及し、もし実現すれば久保選手初めてのイングランドリーグ挑戦となります。
各国の代表選手が名を連ねるアーセナルは久保選手にとってもポジション争いなどで困難を強いられるかもしれません。
今後久保選手がどのクラブに移籍するか注目が集まります。