大谷翔平

今や日本を代表する野球選手としてメジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手。

彼の特徴はバッタボックスとマウンドの両方でチームに大きく貢献できるところです。

この記事では投手としての大谷選手に着目したいと思います。

【プロ野球での成績】

高校時代にはあの阪神の藤浪晋太郎選手からホームランを打ち、アマチュア野球史上最速の時速160kmの豪速球を記録するなど大活躍で観客を沸かせました。

その活躍はすぐにスカウトの目に止まり、日本ハムファイターズへの入団が決まりました。

メジャーリーグを目指していた大谷選手は初めは断ったそうですが、投手と打者の二刀流を育成するということを条件に入団を決めたそうです。

一年目は怪我も多く、チームから離脱することも多々ありましたがそれでも投手として13試合に出場し、3勝無敗でシーズンを締めくくっています。

続くシーズンも190cm以上ある身長から繰り出される豪速球で数々の選手から三振を奪っていきました。

この年には時速162kmを記録し、NPBシーズン公式戦記録に並びました。

そして開幕投手を任された2015年シーズンでは実力を存分に発揮し投手三冠を受賞します。

その勢いは劣ることなく翌年には時速165kmの豪速球を投げるなどしてその名を全国に知らしめました。

【メジャーリーグでの成績】

NPBでの勢いは国内では収まらず、海外のスカウトの目にも止まります。

数々の移籍交渉を受けた大谷選手は最終的にロサンゼルス・エンゼルスへの入団を果たします。

エンゼルスでもまた大谷選手の「二刀流」の強みは健在で、投手としては初登板した試合を勝利で飾っています。

そして豪速球の速度は衰えることなく、ヒューストン・アストロズ戦では101マイル(時速162.5km)を記録し過去10年の間に先発投手が101マイル越えの球を投げるのは史上7人目の快挙だそうです。

怪我を挟んだものの、アストロズ戦で投手として復帰出場しています。

シーズンを通し10登板20本塁打10盗塁の偉業を成し遂げた大谷選手は二位の選手に大差をつけア・リーグの新人王選手に選ばれました。

翌年も大活躍を見せると思われた大谷選手ですが怪我に悩まされます。

そしてこの年は打者だけに専念する方針をクラブ側は伝えました。

投手としての顔は見せなかったものの、怪我のリハビリが終えるとまた投手としてピッチャーマウンドに上がってくれると思います。

【二刀流で度々怪我に苦しむ】

打者と投手の二つの顔で試合に出場する大谷選手、「二刀流」という言葉が日本で流行したのも彼がきっかけでした。

そんな大谷選手ですが、二刀流は負担が大きいようです。

度々怪我が報じられ、専門家は二刀流での過度な負担が原因ではないかと伝えています。

メジャー1年目の6月には右ひじの内側側副靭帯を損傷し、初めて故障者リストに名を連ねてしまいます。

この怪我は10日間と短期間で治すことができますが、怪我の予兆が見られ始めました。

そして3ヶ月後の9月には右ひじの靭帯に新たな損傷が見つかってしまいます。

医師からは靭帯再建手術を勧められます。

そして一ヶ月後、手術は成功し選手として復帰しています。

来シーズン開幕からは練習に参加せず、リハビリを続けていたそうです。

そして二刀流では負担がかかりすぎるという判断から、2019年シーズンの大谷選手は打者に専念してプレーしました。

投手としての大谷選手をまた見る日が待ちきれないファンは多いようです。

【投手復帰時期は2020年5月を予定していた】

怪我の影響で打者としてチームに貢献していた大谷選手ですが、投手復帰は2020年の5月を予定していたそうです。

2020年シーズンからメジャーリーグのルールが変更され、二刀流選手の登録が可能になりました。

これはマイナーの試合にリハビリ要素として登板しながらMLBでは打者として活躍するということを大谷選手に可能にさせました。

エンゼルスはこの手段も視野に入れ大谷選手の投手復帰を図っていました。

シーズン前の12月には大谷選手が手術にまつわるリハビリ生活を終えたことを伝え、今シーズンに二刀流が帰ってくるという噂がささやかれ始めました。

しかしいきなり開幕後の試合で完全に復活ということにはならないと専門家は語っています。

二刀流との重ね合いを考慮し、打者を専念しながら徐々に投手として登板する試合を増やしていくそうでした。

そのプランでは登板予定を未定としながらも、初の登板を5月ごろと定めていたそうです。

新型コロナウィルスの影響で試合が延期となる中投手としての大谷選手を見られるのはいつ頃になるのでしょうか、期待が高まります。