
日本ハムファイターズで凄まじい活躍を見せた大谷翔平選手は若くしてメジャーリーグに飛び立ちました。
新たな舞台でも物怖じせず、大谷選手の特徴である二刀流を駆使し全米を驚かせることに成功します。
そんな大谷選手の筋肉の変化が話題になっています。
日ハム時代は筋肉質だが現在よりかなり細い
プロ入り前から現在阪神タイガースでプレーする藤浪投手からホームランを打つなど活躍を遂げていた大谷選手。
アマチュア野球史上初となる時速160キロ台を記録し、その注目度はますます高まりました。
そしてドラフト会議ではメジャー志望していた大谷選手でしたが、日本ハムが一位指名しました。
日本ハムでは二刀流の頭角を現し始め、投手としては13試合に当番し、打者としては77試合に一年目から出場します。
その大谷選手の姿は筋肉してでは合ったものの、現在よりはかなり細い印象がありました。
これは大谷選手が高身長だったためということも理由として考えられます。
まだ本格的に筋肉トレーニングを始めていなかった大谷選手は背の高い大柄な選手として試合に出場し続けました。
それでも、高いバッティング技術で本塁打を量産し、投げては豪速球で観客を度々沸かせました。
そんな大谷選手でしたがメジャーに挑戦するとみるみる筋肉をつけていくことになります。
メジャー挑戦後、筋肉ムキムキに
エンゼルスに入団した大谷選手は新人ながらに本塁打を何本も打つなど大活躍を遂げ、地元ファンからは愛される存在となりました。
そして二刀流も確立していき、ピッチャーとしてもバッターとしてもチームを救う活躍を見せます。
しかし、順調な一年目に続く翌年は怪我に悩まされてしまいます。
手術を医者からは勧められ、その際に投手としての復帰は先送りとなってしまいました。
投手としての活躍を休んでいる間は、打者専門としてチームに加わり続けました。
なかなか大谷選手も本調子を取り戻せない様子でしたが、本人は前向きな姿勢を示しています。
そしてメディアの前に姿を現した大谷選手に驚かれたファンは少なくありませんでした。
過去の細い大谷選手に比べ、肩幅も広くなり筋肉量が圧倒的に増えたことがわかります。
今年から重点を置いていた筋トレの成果が目に見えるほどに明確でした。
この筋肉増量には様々な声が上がっていて、反対する声も多々見受けられます。
筋肉増強のメリットとデメリット
筋肉を増強させた大谷選手でしたが、この行動には様々な専門家が声を上げています。
これらの声は賞賛している人もいれば、逆に反対意見を示している方々も存在します。
そして何より、現在野球選手を目指している若い世代が大谷選手に感化され、筋トレを始めるのではないかという懸念も上がってきました。
プロトレーナーの桑原さんによると、筋トレは野球選手としては決して悪いことではないそうです。
しかし、筋肉への依存より、体の使い方の変化によって得られる上達の方が凄まじく多いということも語っています。
速い球を投げることや、強い打球を打つのは動きを叩き込むことで上達するということでした。
そしてこの行為を筋トレよりも若い世代には勧めています。
しかしながら、プロ選手ともなるとこの野球の動きは叩き込まれていて、伸び代がなくなってきているとも述べています。
実際、大谷選手はそのような状態にいたからこそ筋トレに励んだのかもしれません。
選手間でも筋肉増強の是非は意見が分かれる
この大谷選手の変化にはファンのみならず野球界の関係者らも積極的に意見を述べています。
そして是非の意見は真っ二つに別れてしまっています。
球界の大御所である張本勲さんはこのように述べました。
「あんな体は作ってはダメ。プロレスじゃないんだから」と野球選手らしくない体づくりを猛烈に批判しました。
そして野球には必要のない筋肉増強に強い苦言を残し、その声には賛同する人々も少なくありませんでした。
単純に大谷選手の今の体を批判するだけでなく、怪我への心配の声も寄せています。
膝への負担が懸念されるからだとなった大谷選手に対してそのようなコメントはファンからも寄せられました。
しかし、大谷選手の変化を後押しする声も多々見られます。
そこには大谷選手の肉体的な伸び代があり、それに合わせたトレーニングをしているという意見がありました。
そして、大谷選手自身がこの肉体改造で挑むと決めた今シーズンを見守ろうというファンも少なくありません。