マイケル・ピープルズ

今シーズンから新たな外国人助っ人として横浜DeNAベイスターズに加入したマイケル・ピープルズ投手。

過去にはアメリカのAAAリーグで活躍していたという背景があり、ファンらは大きな期待を寄せてチームに迎え入れています。

ピープルズのプロフィール

マイケル・ピープルズ

今年で28歳になるピープルズ投手はアメリカでプレーをして、昨年の11月のDeNAに加入しています。

テキサス州出身で、2012年のMLBドラフト会議によってクリーブランド・インディアンズからオファーをもらい、入団を果たします。

この時のドラフト順位は14巡目だったそうです。

プロ入りを果たしたその後はAリーグから試合に出場していきました。

そこで徐々に成績を上げていったピープルズ投手は在籍していた7年間のうちにAAAの試合にまで出場するようになります。

結局メジャーへの昇格を経験することはなく、150試合近くに出場を記録しました。

そして、そのうちの48試合で勝利を獲得したことで、コロンバス・クリッパーズへの移籍を果たします。

ここでもAAAリーグでの出場となり、25試合に登板しました。

10勝利を記録し、防御率は3.98という成績でシーズンを終えると、日本のDeNAへの入団が発表されます。

この新人助っ人の加入にはファンも盛り上がり、地元は大きな話題として取り上げました。

タトゥー「武」の意味は?

マイケル・ピープルズ

期待を寄せられ、来日を果たしたピープルズ選手ですが、日本への想いは来日する前からあったようです。

来日して初登板となった試合は、開幕から二試合目の広島戦でした。

この試合では先発マウンドを託され、6イニング分を投げ切ると1失点に相手を抑える好投を披露しました。

これで勝利投手の権利を得たものの、チームは勝ち切ることができず逆転負けしてしまいます。

ピープルズ選手の好調に注目が集まった試合となりましたが、それとは別の面でもニュースで取り上げられる事態となりました。

ピープルズ選手が取り上げられたのは、プレートは関係ない、左腕に描かれていたタトゥーでした。

半袖から少し見えるように描かれていたデザインには美しい羽とともに、「武」という漢字が描かれていました。

日本での新たなキャリアのために入れたタトゥーかと騒がれましたが、実は来日する数年前からすでにこのタトゥーをしていたようです。

日本の侍映画を通して文化を知っていたというピープルズ選手、日本での活躍にファンも期待を寄せています。

エスコバーやロペスと外国人枠を取り合う厳しい戦い

日本に対する興味が非常にある外国人助っ人のピープルズ選手。

「武士道」という本も読み、その考えに共感を覚えたと自身で語っているほどです。

その本は今も日本の家に置いてあると公言しています。

なお、そのピープルズ選手の日本での活躍に期待がかかりますが、そう簡単にはいかないかもしれません。

初登板こそ素晴らしい結果を残しているものの、DeNAには他にも優秀な外国人助っ人が何人か在籍しています。

エスコバー選手はベンエズエラ出身のサウスポー投手で、昨シーズンも好調で終えるなどチームには必要な選手の1人です。

また、ロペス選手という大物助っ人もDeNAにはいます。

守備面ではエラーを滅多にせず、ゴールデングラブ賞を数々受賞しているロペス選手。

攻撃面でもホームランを量産しチームを救う活躍を見せています。

NPBでは1試合に起用できる外国人選手の数が決められているため、実力があってもこの枠を他の選手に取られてしまうかもしれません。

外国人枠を奪い取れるかがピープルズ選手の活躍にとって一番重要な点になりそうです。

まとめ

マイケル・ピープルズ

今年から新たにDeNAの外国人助っ人選手として入団を果たしたピープルズ投手。

過去にはアメリカでのプレー経験もあり、メジャーには到達しなかったものの、素晴らしい実力を持っている選手の1人です。

そんなピープルズ投手は以前から日本文化に興味を示していて、映画で侍を見たことがそのきっかけだと話しています。

日本文化についてピープルズ投手は「強く惹かれて調べていくうちに「武士道」という本にたどり着いた」と話していて、その本は今も持っているそうです。

左腕にはこの「武士道」の「武」の字のタトゥーが刻まれていて、どれほどこの思想に共感を示しているかがわかります。

来日前にこのタトゥーを入れていたから驚きです。

すでに来日初マウンドを経験しているピープルズ投手ですが、素晴らしい投球をファンの前で見せたと言えます。

勝利投手の権利は獲得しましたが、残念ながら初試合で勝利は掴みとれませんでした。

これからの活躍に期待がかかりますが、他の外国人選手らとの外国人枠争いにも注目が集まりそうです。