桃田賢斗

今やバトミントン界を背負って立つ存在となった桃田賢斗選手。

世界ランキングを着々と上げていった時期に賭博事件が発覚し、活動自粛を余儀なくされました。

そして最近復帰を果たしましたが、不運なことに交通事故に巻き込まれてしまいます。


桃田賢斗のプロフィール

桃田賢斗

桃田選手は世界的に見ても素晴らしいテクニックとアジリティを持った選手として注目を浴びていました。

左利きの桃田選手はスマッシュを武器とし、強豪たちを相手にしのぎを削り合っていました。

そんな桃田選手は高校時代から頭角を現し始めていました。

台湾で行われた世界ジュニア選手権では2年生ながら銅メダルに輝きました。

そしてその実力が認められ、NTT東日本に入社します。

中国オープンなどに一年目から出場し、自身初となるベスト4まで勝ち上がりました。

実力がまた認められ、2014年には日本代表の一員としてトマス杯に出場します。

そして出場した試合全てに勝利すると、日本の初優勝に大きく貢献しました。

着々と成績を上げていった桃田選手はこの時点で日本を代表するシングルズプレイヤーになっていました。

順調満帆だった桃田選手ですが、2016年に突如違法賭博がおおやけになり、無期限の出場停止処分を受けます。

これは日本バドミントン界にとって大きな衝撃で、素晴らしい選手の一人を無期限で失うという形になってしまいました。


事故原因は居眠り?速度超過?

数年の活動自粛期間を経て復帰を果たした桃田選手は一年というギャップを思わせないほどの俊敏さでプレーを続けました。

そして復帰後初めての大会、日本ランキングサーキット大会では優勝を果たしました。

この際、表彰台でも涙を見せながらコメントを残しています。

華やかな復帰を見せた桃田選手でしたが、今度は不運な災難に見舞われてしまいます。

マレーシアマスターズでマレーシアを訪れていた桃田選手はクアラルンプール国際空港までの移動の車で事故にあってしまいます。

それも、運転手が死亡するという大きな事故でした。

このニュースはすぐに国内のみならず世界中で報道されました。

それほど桃田選手への世界的な注目が大きかったことがわかります。

この事故の原因は現地警察によって捜査され、すぐに運転手の居眠りという説が浮かび上がってきました。

猛スピードを出していたにもかかわらず、ブレーキ痕がなかったため、運転手の居眠りが最もあり得る原因だったそうです。

現役世界王者の移動手段が安価な中国製ワゴン車

桃田賢斗

桃田選手とそのスタッフを乗せた車の事故は現地でも大きく報じられました。

この事故の一年前には世界バドミントン連盟から2019年度の最優秀選手賞を受賞していた桃田選手。

世界王者として君臨していた桃田選手の事故はバドミントン大国でもあるマレーシアにとって衝撃的でした。

なお、この事故を深く追求していくと、そもそも空港まで送迎する車などが世界王者への対応とは程遠いとして注目されました。

事故当時の映像がメディアで放映されると、ファンからは世界王者のような大物選手がなぜ安価なワゴンに乗っているのかという疑問の声がいくつも上がりました。

実際、事故当時乗っていた車は中国製のとても安いワゴン車だったのです。

バドミントンはマレーシアやインドネシア、中国といった国では非常に人気のあるスポーツで、ワールドツアーの開催地もアジアが多い傾向となっています。

実際、桃田選手が事故にあったという報道の翌日には首相夫妻が見舞いに訪れています。

それほど大物な選手へのこの設備の対応に不満を持っているファンは多いようです。

再発防止にはスポーツ団体や事務所の意識も重要

桃田賢斗

桃田選手は数日入院したものの、大事には至らなかったとしてすぐに日本への帰国を果たしています。

しかしながら、日本に到着した際に目の当たりに違和感を訴え病院に行くと、右眼窩底骨折が判明しました。

これには次の東京オリンピック出場を不安視する声も多々上がりました。

このような選手生命を脅かす事故をスポーツ団体や事務所は意識するべきだと語られています。

賞金獲得額が一億円を優に超える桃田選手でさえ、安価な車に乗って空港まで移動していたという点は今後バドミントン界で変割っていかなければならない点だと関係者は述べています。

桃田選手のマネジメントを任せられているのは、サッカーの日本代表エースとして活躍していた香川真司選手と同じ会社です。

そのような大きな会社であるのにサッカーの海外で活躍する有名選手とは桁違いの扱いを受けた桃田選手。

そしてこの事故を機にこのような対応の違いを無くさなければなりません。

スポーツ界全体には競技同士の序列はあるものの、日本を代表する世界王者がこのような対応をされないことを願うばかりです。