
日本を代表する女子プロテニス選手の伊達公子選手はシングルスでもダブルスでも多大なる功績を残しています。
引退後はスポーツキャスターとしても活躍しています。
そんな伊達選手の使っていたラケットの重さが話題となっています。
伊達公子のプロフィール
現在はキャスターとしても活躍している伊達選手は京都府出身の女子テニス選手です。
まさに日本を代表する選手というような活躍を見せていった伊達選手は数々のタイトルを獲得していきます。
1994年に行われた全豪オープンでは初の4大大会ベスト4進出を果たします。
しかしながら、準決勝ではグラフに完敗を喫してしまいました。
この記録は日本人選手だけでなく、アジア人選手の中でも初となる偉業でした。
このような大活躍を経て、この年の世界ランキングは4位と非常に高いランキングにつけていました。
そしてそれからも伊達選手は数々タイトルを獲得していき、その名を世界に轟かせました。
1996年には世界ランキング8位の時点での引退を発表し、世間を驚かせます。
まだ若いのにと引退を悔やむ声が続出したそうです。
その声に応えるかのように伊達選手は2008年に現役へと復帰を果たしました。
この復帰は世界との挑戦に再び挑むのではなく、若い世代に刺激を与えるためと言い残しています。
その言葉通り、伊達選手の背中を追ってテニスを始めた若い世代もいたようです。
女性が使うラケットは平均280g程度
男女どちらの性別からも選手の排出が多いスポーツとして知られるテニスですが、そのラケットには性別によって大きな差が存在しています。
実際、テニスショップなどに立ち寄って見ると男性向けラケットと女性向けラケットが分けられている場合が多いです。
男性のラケットの印象としては重く、グリップが太いイメージが良く持たれます。
逆に、女性用ラケットは軽くて細いものがよく使われます。
女性のラケットに勧められる重さは大体270gから280g程度です。
自身のパワーや体力、筋力に自身のある選手はその少し上の290gあたりのラケットを使います。
グリップに関しても、1から4の太さがある中で女性には2が推奨されています。
様々なメーカーがある中で、より軽く細くラケットを製造する会社が女性選手には愛用される傾向があります。
その代表としてHEADグラフィンタッチスピードMPが挙げられます。
ジョコビッチ選手も愛用しているモデルで、女性選手にはうってつけの重量だそうです。
伊達公子の使うラケットの重さ
このように、女性選手は重量の軽いラケットを選ぶ傾向がありますが、伊達選手は違いました。
数々の有名女性テニス選手が重量300g以下のラケットで成績を収めていったのに対して、伊達選手ははるかに重たいラケットで勝負していました。
そのラケットはなんと400g以上あったと言われています。
これは女性選手にとっては驚愕の重さでした。
通常の選手よりも1.5倍ほどの重さで世界を渡り歩いて行った伊達選手。
よほど自分の筋力と体力に自信があったことがわかります。
このラケットの重さは伊達選手のプレースタイルにも関係しています。
ライジングで合わせるプレースタイルの伊達選手は非常に重たいラケットとの相性が良いとされています。
しかしながら、それをこの重量のラケットでひと試合こなすには凄まじい力が必要とされるそうです。
並外れた身体能力の持ち主だったことからこれが成立したとも言われています。
もし初心者が憧れて同じ重量のラケットを持つとしたら途中で疲れ果ててしまうそうでした。
まとめ
今やスポーツキャスターとしてテニスを中心に報道番組で発言をしている伊達選手。
現役時代は日本を代表する女子選手の一人でした。
グランドスラムではアジア人選手として初となるベスト4進出を決めます。
一度は引退したものの、若手への刺激となるため復帰するというテニス界に多大なる影響を及ぼした選手です。
その伊達選手が使っていたラケットの重さが話題を呼んでいました。
通常、女子テニス選手は270gから280gといった比較的軽いラケットを使うのが主流となっていました。
身体能力的に、軽い方が緩やかに動けて体力も温存できるからです。
しかしながら、伊達選手は400gを超えるラケットで世界を渡り歩いてきました。
その超重量ラケットで相手をパワーでねじ伏せてきた伊達選手は外国人選手とも、しのぎを削りあえるレベルまで達しました。
そして今や国内のみならず全世界からも認められるパワーの持ち主として名前が刻まれています。
ベスト4まで達した伊達選手は常に超重量のラケットでプレーしてきた事実がありました。