
ファンらからは「ナカジ」という愛称で親しまれている中島宏之選手は読売ジャイアンツでプレーしています。
ファッションモデルをやっている奥さんとも結婚し、順風満帆な人生を送っていました。
しかし、オリックスから大幅な減俸を受けたことで今話題となっています。
オリックスに大幅減額を提示され巨人に移籍した中島宏之
出生時には母の体の中に右腕が引っかかるなどの難産で、担当の医師は中島選手が将来なんらかの障害が残る可能性を指摘していました。
その影響で、小さいころからゴム製のボールを持ってよく遊んでいたようです。
そこから野球にはまっていき、小学校時代から投手として全国大会に出場を果たします。
高校でも1年時からレギュラーを務め、兵庫県大会でチームをベスト16に導きました。
これによってドラフト会議でも注目されることとなり、5巡目で西武に入団します。
そこから着々と成績を上げていった中島選手は日本代表にも選出されるまでになります。
2012年ごろにはメジャー移籍も囁かれるようになり、アスレチックスに3年契約で移籍することになります。
しかしながら、MLBでの出場はならず、2014年に期待の大物としてオリックスに迎え入れられました。
背番号「1」を背負い、チームを引っ張っていく覚悟でシーズンに臨みます。
しかし、不運な怪我などに苛まれ、代打での起用が多くなるなど、本調子は戻ってきませんでした。
そこでオリックスは減俸制限を超える減俸を提示しましたが、それに納得しなかった中島選手は巨人へと移籍を果たします。
巨人移籍後に再び年俸の大幅減額
2018年に晴れて巨人移籍が決まり、背番号は「5」で挑んだ2019年シーズンでしたが、打率は1割代と不振に陥ってしまいました。
これにはアメリカ帰りの大物助っ人を期待していた巨人ファンも不満をこぼしていたようです。
そして中島選手は5月には2軍に落とされてしまっていました。
そこでの試合では通常通りの活躍を見せることができ、約一ヶ月での1軍復帰となりました。
昇格してすぐの古巣対決であったオリックス戦では代打として出場し、ホームランも記録しています。
代打で打つホームランは実に2003年ぶりだったそうです。
ここから調子を上げていくと思われた中島選手でしたが、現実はそう甘くはありませんでした。
ファンの期待にはそぐわないような結果でシーズンを終えることになってしまいます。
年間を通して43試合のみに出場し、打率はなんと1.48でした。
ホームランは復帰した試合で打ったあの一本のみだったそうです。
これらの不振から巨人は契約を1億3000万円もダウンした2000万円にし、更新に挑みました。
依然出場機会は多く、復活の可能性も
大幅な減俸を言い渡されてしまった中島選手にはまた移籍を考えているなどの報道がされましたが、それは起こりませんでした。
ジャイアンツの球団史上3位にも上る減俸金額でしたが、巨人は2020年シーズンも出場機会を中島選手に与え続けました。
年俸も一時は億を稼いでいた選手とは思えない2000万円で、本人のモチベーション管理が不安視されていたそうです。
しかし、中島選手自身は会見で、「なんとか貢献できるようにやりたい」と述べていて、実際チームの練習に励んでいる様子がメディアでも報じられました。
巨人はそんな前向きな姿勢を持って練習に挑んでいる中島選手に対して出場機会を多く与えました。
そして現在通算では29試合に出場しており、昨年よりもはるかに多い97打席に立っています。
打率も徐々に上がってきていて、今では2割を優に超えていました。
本塁打もすでに3本打っており、チームからの信頼も徐々に高まってきています。
これからの活躍にも期待ができそうです。
まとめ
「ナカジ」の愛称でファンから親しまれている中島選手は現在巨人で打者として活躍を施しています。
幼少期から野球を始めた中島選手は順風満帆な選手生活を送っていて、高校時代もチームのエースとして県大会ベスト16に導きました。
ドラフトで5巡目に西武から獲得され、国内では打者として大活躍、アメリカへ移籍することになりました。
アメリカではマイナーリーグで試合に出場し続けたものの、メジャーリーグへの縁はなく、国内にそのまま戻ってくることになりました。
そして大物の復活としてオリックスファンは多いに盛り上がりました。
しかし成績は一向に伸びることはなく、ついに球団側から大幅な減俸を言い渡されてしまいます。
これに不満を持った中島選手は巨人へ移籍することを決断しました。
しかしながらここでも減俸を言い渡され、今では年俸2000万円でプレーしています。
それでも中島選手は日々練習に励んでいるそうで、これからの活躍がどうなるのか注目が集まっています。