
昨シーズンにヴィッセル神戸加入を果たした酒井高徳選手、日本代表でも活躍するなどその名を日本サッカー史に残しています。
そんな酒井選手の年俸をチーム別に見ていきます。
【アルビレックス新潟での年俸】
日本人の父とドイツ人の母に生まれた酒井選手は10歳の頃地元の新潟でサッカーを始めました。
着々と経験を積み、アルビレックス新潟のユースに入団します。
2008年には2種登録選手としてトップチームにも在籍し、同年には昇格も発表されました。
17歳にして年俸は推定380万円と言われました。
そして、同年の天皇杯5回戦、FC東京戦にて公式戦初出場を飾ります。
リーグ戦初出場は2009年のまたもFC東京戦でした。
この年の年俸は500万円以上で、その額はさらに登っていきます。
2010年には900万円の年俸をもらい、10代ながらも活躍を遂げます。
レギュラーとしてスターティングメンバーに名を連ねるようになってきた酒井選手は着々と実力を証明していきます。
そして2011年、20歳という若さにして年俸は1200万円に到達します。
プロ初得点を挙げたこの年にドイツのシュツットガルトが移籍に乗り出し始めました。
そして翌年にはドイツを次の挑戦の地として選び、移籍を果たしました。
【シュトゥットガルトでの年俸】
シュトゥットガルトへは期限付きの移籍となり、2013年まで在籍することとなりました。
酒井選手の欧州移籍は新潟にとっても生え抜きの選手からは初の快挙となります。
一年目の年俸は去年の新潟時代と同じ1200万円でスタートしました。
途中出場を繰り返し、一年目の終盤にはレギューラの座を勝ち取っていました。
そしてこのシーズンの活躍が認められ、地元メディアではドイツ代表選手として召集されるべきだと報道されました。
その甲斐もあり、2年目の酒井選手の年俸は9000万円まで跳ね上がります。
そして期限付きの移籍からシュトゥットガルトへの完全移籍も果たします。
契約は2016年の6月まで継続され、その間もチームの中心選手の1人として活躍します。
2015年シーズンにはドイツリーグ初ゴールを記録しています。
しかし、チームは残留争いに巻き込まれてしまい酒井選手は徐々に出場機会を失っていきました。
この年の年俸もまた昨年と同じの9000万円ほどだったそうです。
【ハンブルガーSVでの年俸】
シュトゥットガルトの活躍が酒井選手の名をドイツ中に広めると、あの古豪クラブハンブルガーSVが獲得へ乗り出しました。
この裏には当時監督を務めていたラッバディア氏の熱望があったそうです。
そして年俸は一年目から1億6500万円まで登りました。
ブンデスリーガ100試合出場を記録すると、2年目もまた1億6500万円でチームのキャプテンとしてプレーします。
ドイツで日本人がキャプテンを務めるのは酒井選手が初めてでした。
この年の活躍が認められ、年俸は1億9000万円に到達します。
2018年シーズンは酒井選手にとって苦い思い出となります。
この年チームは二部に降格しており、昇格のための大事な試合でミスを犯してしまいます。
このせいで地元のファンからはブーイングを浴びるようになり、ネットでも酒井選手の投稿は炎上しました。
この対応にチームメイトは抗議し、酒井選手をかばいました。
キャプテンで中心選手だった酒井選手のこの年の年俸はなんと5億3000万円だったそうで、チームからの信頼は絶大だったようです。
【ヴィッセル神戸での年俸】
この経験を経て2019年に再びJリーグに戻って来ることを決意します。
以前所属していた新潟ではなく、新たな新天地としてヴィッセル神戸を選びました。
ヴィッセル神戸は元スペイン代表のイニエスタ選手やビジャ選手なども在籍しており、勢いに乗るチームです。
ですが左サイドバックが弱みとして他のチームにはそこを狙われる場面が多々ありました。
そこに加入したのが酒井選手、見事にチームにハマり、順調に成績を残していきます。
ヴィッセル神戸は酒井選手に1億4500万円の年俸を提示しています。
昨年からは大幅に減少したものの、ファンからの信頼は絶大ですでにホームスタジアムでは顔写真も大々的に貼られています。
一年目から天皇杯優勝にも貢献し、富士ゼロックスカップも勝利するなど酒井選手にとっては素晴らしいスタートとなりました。
2年目のシーズンも同じ1億4500万円の年俸をもらう酒井選手はこれからどのような活躍を見せてくれるのか期待がかかります。