
岐阜県出身の根尾昂選手は2000年生まれのルーキー選手で、中日にドラフトで指名されて入団しています。
若い選手ながら、その高いバッティング能力に加え、俊足も期待の高い選手です。
そんな有望な選手の起用法について賛否が分かれています。
中日の期待を一身に背負い入団した根尾昂
幼少時代から野球への才能を開花させていった伊野尾選手は小学校2年生から「古川西クラブ」に入団し、そこで野球を本格的に始めます。
中学に上がるまでずっとプレーし、中学からは投手と遊撃手を両立しながらチームに欠かせない選手の1人となりました。
この時期から投手として時速146キロを記録するなど大活躍を見せ、地元メディアも注目する存在となりました。
「スーパー中学生」と称され、中日はこの時から根尾選手に目をつけていたと言われています。
そして名門の大阪桐蔭高等学校に進学すると、一年時の夏からなんと一軍のベンチ入りも果たします。
二年生ながらにすでにチームの主力存在となっており、今まで守ってきた遊撃手や投手のポジションに加えて外野手も必要に応じてこなしていました。
異例の4季連続で甲子園大会出場を果たしていて、そこでも素晴らしい成績を残しました。
ドラフト会議では4つもの球団が獲得を望み、抽選で中日が獲得しました。
ルーキーイヤーの成績はほぼゼロ
契約金は異例の一億円でプラス出来高だった根尾選手ですが、不運の怪我に一年目から見舞われてしまいます。
春季キャンプ中に右の腓腹部の肉離れが起きてしまい、いきなり一軍でのスタート叶いませんでした。
その三ヶ月後にはウエスタンリーグの阪神戦で人差し指にまた怪我を負ってしまい、再び1ヶ月ほどチームから離脱する事になりました。
スタメン復帰を果たしたのは5月に行われたウエスタンリーグの阪神戦でした。
フレッシュオールスターゲームには数々の有望若手選手らが出場し、根尾選手もそこに名を連ねていました。
ここから調子を戻していくと思われた根尾選手でしたが、右ひじ付近に違和感を覚え、これにより一軍出場はさらに延期となりました。
9月に入りようやく7階から遊撃の守備として一軍初出場を果たします。
練習では外野守備を担当する姿などもみられ、中日がいかに根尾選手を起用するかに注目が集まっています。
コロナでの中断が明けた今、根尾選手のさらなる活躍に期待が高まります。
ファンからは起用法に賛否も
2020年シーズンもようやく開幕し、中日は根尾選手を一軍の選手の1人として起用する方針を見せています。
開幕戦こそは2軍からのスタートだったものの、そこで着々と成績を上げていった根尾選手は1軍に呼ばれるようになりました。
しかし、あまり成績を残すことができず、根尾選手も苦戦を強いられているのが事実です。
これに対してチーム側は、根尾選手を先発で出場させても結果が残せないと途中交代させるという使い方を行いました。
この「1.5軍」のような根尾選手の起用方法にファンらは様々な意見を抱いているようです。
そもそも、先発で出場した選手を不調を理由に途中で交代させることは珍しいようで、中日の担当記者でさえも驚きの声を上げたようです。
そしてファンの中にはペースをつかむためにも一試合通して出場させるべきという意見が多くみられました。
試合勘が失われる事に危機感を示していました。
ですが、中には結果が出ないのなら交代させられて当然と考えるファンもいるようです。
まとめ
去年、有望な新人選手として中日に入団を果たした根尾選手。
中学時代に時速146キロを記録し、「スーパー中学生」と称されて野球を続けてきた根尾選手はこの時から中日にマークされていたそうです。
そしてドラフトで獲得されると早速活躍に期待が集まりました。
しかしながら、根尾選手は度々不運な怪我に見舞われてしまい、一年目は1軍で主な成績を残すことができませんでした。
フレッシュオールスターゲームにも選出され、1軍で数試合はこなすことができたものの、本調子とは言えなかったでしょう。
そして2年目から1軍で頻繁に使われるようになりましたが、途中交代が多く、試合勘の掴めないような日々が続きます。
この中日の根尾選手に対する「1.5軍」のような扱いにはファンも多くの意見を寄せていて、論争がネット上で起こったりしています。
せっかくの有望新人に対してしっかりとしたチャンスを与えていないという意見もあれば、活躍できなければ交代するのが妥当だと考えるファンもいるようです。