
かつては日本ハムと阪神タイガースのエースとして活躍した片岡篤史さんがコロナウィルスに感染したというニュースに驚いた人は少なくありません。
そしてさらに話題を呼んだのは本人がyoutube上に投稿した動画での変わり果てた姿でした。
【片岡篤史のプロフィール】
片岡選手は高校野球の強豪校、PL学園でプレーし2年生からレギュラーを任されます。
驚異的なバッティングが注目されながらも、ここ一番での決定力は足りなかったそうです。
そして4番バッターとして出場した春夏甲子園はPL学園が両方を優勝し、春夏連覇を成し遂げる史上4校目の偉業を達成します。
ドラフト会議では日本ハムに2位指名で入団を決めます。
プロ一年目から出場を果たすと本塁打10本を記録します。
そして翌年にはオールスターゲームに選出され、好調のスタートを切りました。
そこから波に乗るかと思われた矢先に肘を負傷してしまいます。
怪我から復帰すると好調を戻し、1997と1998年シーズンには17本塁打を記録。
2002年に阪神への移籍が決定します。
阪神への移籍後も活躍を続け、2005年にはリーグ優勝にも貢献しています。
そしてその翌年に戦力外通告を受け、退団することになります。
【コロナウイルスに感染、感染経路は不明】
そんな野球界のレジェンドが先月新型コロナウィルスに感染していたことが判明しました。
退院した今でも感染経路は不明のままだそうです。
感染した片岡さんは一時椅子に座ることも困難なほど席に苦しみました。
そしてそんな日々を繰り返す中で最悪のこともよぎったそうです。
タバコを吸わない片岡さんは退院後のコメントでこのようなことを述べています。
「体が弱かったり、喘息、ヘビースモーカーで肺が弱かったりする」人はコロナウィルスという猛威に「負けてしまうのではないかと思った」と語りました。
今現在も念のため家族から離れて生活している片岡さん、今回の経験で人生観が変化したことを伝えています。
ひどい状況の中で今までの行き方、これからの生き方を考え直す大事な経験を積んだ片岡さんはこれからも自身の体験を生かした活動をしていくことを誓いました。
その言葉通り片岡さんはネット上のプラットホームやテレビ出演を通してコロナウィルスの怖さを全国に伝えました。
【治療中、自らyoutubeに動画をアップロードした衝撃的な姿が話題に】
治療中の片岡さんは自ら動画配信サイトyoutubeに動画をアップロードし、その姿が話題を呼びました。
その動画は病院のベッドらしき場所で撮られていて、鼻にチューブをつけた片岡さんがコロナ感染を告白するという内容でした。
「8日から入院しています」と述べた片岡さんは現在の状況とともに感染予防を徹底することを呼びかけました。
この動画は5月5日現在で約3000000回再生もされています。
その変わり果てた姿を見たファンは応援する言葉をコメント欄に多数綴っています。
片岡さんの感染は「野球選手のようなアスリートでも感染する」という事実を世に知らしめました。
なお、その動画を見たケンドーコバヤシさんは「あんな肉体を持った人でもこうなるということだ」と驚きの隠せないコメントを残しています。
この動画は多くの報道番組で取り上げられ、取材の要請も多々受けたそうです。
そんな片岡さんは動画の最後に「必ず復活します!待っていてください」と綴っています。
【無事に退院し、入院中の詳細やアビガンの副作用なども語る】
動画を配信しコロナの怖さを訴えた片岡さんは4月末に退院しています。
過酷な闘病生活を送った片岡さん、youtubeだけでなく度々報道番組にも顔を出し体験を赤裸々に綴っています。
その際には「死を感じた」とコメントを残し衝撃的な入院生活を明かしました。
初めは発熱と息苦しさを感じ、咳が永遠に止まらないこの病の怖さを教えてくれます。
「ベッドの上に座るだけでものすごい息苦しかった」と想像を絶する苦痛を味わった片岡さんは述べています。
トイレに行くのもままならなかった状況で初めて死を実感したそうです。
そんな片岡さんの症状もアビガンの投与によって軽くなっていき、退院するまで回復しました。
3日ほどすると熱が下がり、改善したそうです。
そして何より驚きなのが体重の激減です。
片岡さんはこの入院の17日間に10kgを落としました。
そして体力も大きく落ちたと述べた片岡さんはアビガンの副作用について動画でも触れ、回復した様子をファンに見せてくれています。