ネイマール

ブラジル代表で世界的スーパースターのサッカー選手のネイマール。
現在はフランス1部のリーグ・アンのパリ・サンジェルマンFCに所属。
これまで2シーズンに渡って多くの得点を挙げる活躍を見せチームのリーグ連覇やカップ戦優勝の立役者の一人であることは間違いないです。
チームでの愛称は「パリの王様」。

18歳からブラジル代表に選出され、その類まれな才能と爆発的な得点力、想像力豊かな足技で多くのサッカーファンを魅了する。
また、プレーだけでなく身にまとうファッションや夜遊びなどでも世間を賑わすこともしばしば。
2019年にはアメリカの有名な経済雑誌に世界で3番目に収入の高いアスリートとして取り上げられる程。

そんなネイマールの歴代の所属クラブと背番号について調べてみました。

【歴代の所属クラブでの背番号】

ネイマールのサッカー選手としてのキャリアは地元ブラジルのサントスFCから始まりました。16歳でサントスFCとプロ契約を結びました。
入団して最初に着けた背番号が「7番」でした。

2年目からは「11番」の背番号を身に着けるようになりました。
これは同じ年にブラジル代表のロビーニョがチームに移籍してきて7番をロビーニョがつけることになったからです。
ネイマールはサントスFCを退団する2013年まで11番の背番号をつけていました。
ちなみに、2012年には200試合出場を記念して200番をつけてプレーしたこともありました。

2013年にネイマールはスペイン1部リーガ・エスパニョーラの強豪FCバルセロナに移籍します。
バルセロナでも引き続き背番号は11番を身に着けます。
バルセロナではアルゼンチン代表で背番号10番のメッシやウルグアイ代表の背番号9番スアレスなどと爆発的な攻撃力で多くのタイトルの獲得に貢献しました。

バルセロナに4シーズン在籍し、2017年にパリ・サンジェルマンに移籍。
パリでは代表と同じ背番号「10番」を着用しています。

このようにネイマールは所属してきたクラブでは、
「7番」「11番」「10番」の背番号でプレーをしてきています。

【ネイマールが10番よりも希望した背番号とは?】

ネイマールは世界的サッカー選手としてブレイクするプレーを見せたバルセロナでの「11番」、
ブラジル代表と現在所属クラブで身に着けている「10番」の印象が多くの人にはあると思います。

だが、実はネイマールは10番でも11番でもない、
背番号「7番」を希望していたのです。

サッカー選手にとって背番号は様々な意味を持ちます。
そして、ネイマールにとっても「7番」は大きな意味がありました。

それは、元サッカー選手の父親がサントスFCで7番をつけていたからです。
父親のつけていた背番号に少年ネイマールは憧れていたのです。

プロ選手としてのキャリアの歩みを始めたサントスFCでは、
ルーキーでありなあがら父親も身に着けた背番号7番をつけることができました。
ですが、翌年にブラジル代表のロビーニョがやってきてその番号を譲り、以来ネイマールが7番を背負うことはありませんでした。
その後つけた背番号11番はサントスFCの往年のスターのロマーリオがつけていた番号であり、
ロマーリオへのリスペクトの思いも込めて身に着けていたと言われています。

7番の背番号にこだわらず、
ネイマールの活躍は身に着ける背番号以上のものであることは確かです。

【ブラジル代表での背番号】

B

ネイマールは2010年のアメリカ代表との親善試合でブラジル代表としてデビューを果たしました。
その時最初に着けていた背番号はクラブチームでも同じ「11番」でした。

その後も常に代表に選出されたネイマールは、背番号11番を身に着けてプレーをしました。
2012年のロンドン五輪では23歳以下ブラジル代表に選ばれた際も11番をつけて大会でプレーし、チームは銀メダルを獲得しました。

2013年のコンフェデレーションズカップでネイマールは初めて代表で「10番」を身に着けます。
これは、大会前にチームの背番号を決める際にネイマールは「11番から10番」と言ったところ、
ダニエウ・アウヴェス選手がネイマールに10番をつけるように言って、背番号10番をつけることになったという裏話があります。

以降、ネイマールはブラジル代表の10番を背負いプレーしています。
2016年のリオ五輪ではオーバーエイジ枠で出場し、10番のキャプテンとしてチームを引っ張り金メダルを獲得しました。

ブラジル代表の10番はペレやジーコ、ロナウジーニョ、カカなど往年の名選手が身に着けてきました。
そして、ネイマールへとその背番号は受け継がれています。

【ネイマールの背番号といえば何番?まとめ】

ここまで、ネイマールの歴代の所属クラブと背番号について調べてみました。

現代のサッカーでは言わずと知れたスーパースターですが、
所属クラブと背番号について調べてみると、彼の新しい魅力を知ることができました。

元々サッカー選手だった父親のつけていた背番号の「7番」に憧れ、
父親の古巣に入団して憧れの背番号を手に入れるも、スター選手の加入で手放すことになってしまう少し悲しい経緯があるとは知りませんでした。
しかし、その後身に着けた背番号が今のネイマールの名刺代わりになるとは当時は思いもしなかったのではないでしょうか。

多くのサッカーファンにとってネイマールは、
黄色いセレソンの10番という印象が大きいと思います。

バルセロナではエースのメッシがいて10番をつけることは叶わなかったが、
パリ・サンジェルマンでは10番を身に着け、今では「10番」のサッカー選手はネイマールと言われるくらいの選手です。

いつの時代も「ブラジル代表の10番」は特別です。
そんな10番を身に着けるネイマールは世界のサッカー少年の憧れであり夢のような存在です。

これからもネイマールの活躍に期待しています。