
ブラジル代表のエース、ネイマール選手は2017年にフランスリーグの強豪クラブパリ・サンジェルマンへ移籍を果たしています。この移籍に生じた移籍金が史上最高額として多くのメディアで報じられました。移籍の理由に対し様々な憶測が飛び交う中で、今現在ネイマール選手はクラブで出場機会にあまり恵まれていません。そんなことからメディアでは彼がスペインリーグのバルセロナに復帰したいのではないかと言われています。そんな彼の現在を見ていきたいと思います。
【FFP規定違反ギリギリ!史上最高額のネイマール移籍 】
ブラジル代表のネイマール選手は2017年に在籍していたバルセロナから破格の移籍金でパリ・サンジェルマンへと移籍を果たしました。
この金額は歴代サッカー選手の中でもダントツ一位を記録したそうです。
その金額はなんと2億2000万ユーロ、日本円にして破格の約290億円です。
2位のフィリペ・コウチーニョ選手とは大差をつけ一位に君臨しています。
欧州サッカー連盟UEFAが定めるファイナンシャルフェアプレー制度ではクラブの収入以上の資金を移籍金や人件費使用してはいけない決まりがあります。
過去にはイングランドのプレミアリーグに所属するマンチェスターシティーがこのルールの違反によって罰を課せられています。
パリ・サンジェルマンもまたこのFFPの餌食になると多くのメディアで詠われました。
ムバッペとネイマールの大物選手を二人獲得したパリ・サンジェルマンはどちらかを放出しなければならない状況にまで追い詰められましたが、最終的にはクラブ側が勝訴しています。
【ネイマールの移籍の目的は金銭?バロンドール?】
パリ・サンジェルマン移籍前はスペインリーグの超強豪であるバルセロナに所属していたネイマール選手。
互いに前線のラインを組んでいたメッシ選手とスアレス選手とのコンビネーションは抜群で、MSNコンビとしてファンの間で親しまれていました。
そんな彼がなぜフランスリーグへと移籍をしたのか、やはり多額な金銭からなのでしょうか。
ネイマールに対して好条件を示したパリ・サンジェルマンはネイマールにとっても響の良い移籍オファーだったのかもしれません。
しかし、この移籍の裏にはバロンドールとネイマール選手の野望が隠されているかもしれません。
ネイマール選手がインタビューで語ったのが「メッシのいないチームでバロンドールを取る」という野望でした。
バロンドールとはその年の年間最高選手を定める賞で、近年はメッシ選手、ロナウド選手、そしてモドリッチ選手などが獲得しています。
サッカー選手なら誰もが憧れるこの賞を個人の力で獲れることをこの移籍で証明したかったのかもしれません。
【ネイマール自身はバルセロナに戻りたがっている?】
2017年、4年間もの間世話になったクラブをあっという間に出て行ったネイマール選手でしたが、移籍先ではうまく結果を残せていません。
そんな彼からはバルセロナ復帰への意思が見られると報じられています。
実際、未だにネイマール選手の移籍を巡ってバルセロナとの交渉をしていると言われています。
バルセロナ側もこの移籍に乗り出している様子が伺えるようです。
一方で、スペインリーグに在籍するバルセロナのライバルチーム、レアル・マドリードでは正反対の動きが見られています。
レアル・マドリードのジダン監督はペレス会長にネイマール選手の獲得を拒否したことが明らかになっています。
日頃の行いが模範とはかけ離れている点においてジダン監督は彼の獲得を完全否定しているようです。
試合中の相手を挑発したようなまた抜きや触られてもいないのに転がり込む姿は見ていて清々しくないのは一目瞭然です。
そんな彼ですが技術は確かに健在で、バルセロナが果たして移籍に本格的に乗り出すかが見ものです。
【まとめ】
破格の移籍金でバルセロナからパリ・サンジェルマンへと移籍を果たしたネイマール選手でしたが、今現在は不調が続いているようです。
欧州最強クラブを決めるCL(チャンピオンズリーグ)では2年連続ベスト16止まりとチームの不調も見て取れます。
そんな中でネイマール選手は過去に在籍していたバルセロナへの復帰の意思が見られます。
メッシやスアレス選手と組んでいた前線は果たして戻ってくるのでしょうか、そして彼の悪態は治されるのでしょうか。
この復帰をバルセロナの現地ファンはあまり快く思っていないのも事実です。
実際、四年間在籍していたクラブをあっさりと抜けてしまうのはファンにとっても悪印象です。
7割ものサポーターが復帰を望んでいないと報じる記事もありました。
果たしてネイマールはバルセロナ復帰を実現させるのか、それともフランスリーグで目標に掲げていた「メッシのいないチームでバロンドールを獲得する」ことを達成できるのか、展開が気になります。